後の祭り

FOにはあまり関係のない話だが、この語自体の語源は祇園祭の後祭宵山である。

危険だからと言うより、単に己の罪に耐えかねただけだろう
お返しした時に本人から忘れた動機が聞けるし

というか危機管理だとすると第三者が情報を知る機会が0から少々増えてしまう丸損である。
自分はすっかり忘れてるもんだから阻止も防止もうまくできないのだ。
今回にしても、外部者である111にわざわざ依頼までして島を滅ぼす厄ネタを複数掴まれているので割と案の定なドツボに嵌っている

忘却の彼方に叩き込んだのは核発射キーの存在を忘れなければ危険だと思ったからであるし
そもそもDiMA自体記憶容量が多くないから記憶をニュークリアスに置かざるを得なかったんだろう

勿論それだけを取捨選択して取っておくことも出来たのだろうが、それを覚えている自分が居るというのも危険だと判断したのかもしれない

DiMAの罪の記録
ファー・ハーバーとアカディアが平和に共存するため、争いでより多くの血が流れる事を防ぐため
彼はキャプテン・アヴェリーと、アヴェリーに成り代わる人造人間の人格を殺めなければならなかった……


ところで「手を汚したのは私」と罪を自覚し背負う姿勢を見せるDiMAさんがとても殊勝に映るのだが
コイツは後にこの事を自分で忘却の彼方に叩き込み、シレッと忘れて生きてたのだと思うと中々複雑な気分になる

あまり居ないだろうし既に半ば手遅れだが
ファーハーバー未クリアの人はこれ以降は更にネタバレ注意だ

とある場所で見つかるホロテープ。





ハーバーの女性
「それは…痛いの？」

DiMA
「ええ…自分の全てが剥ぎ取られて別のものに取り替えられるようなものです…別の誰かのものに」

ハーバーの女性
「覚悟はできてるわ。ただ…皆にさよならさえ言えれば」

DiMA
「誰にも知られてはいけません。ファー・ハーバーに潜入するというだけの話ではない。ここに引かれてきた人間が人造人間を理解するという話にしなくてはならないのです。
妥当です、彼らをただ別の生き物として受け入れたいという気持ちは。人間性そのものに優劣はありませんから。
あなたは私たちふたつの世界の架け橋の一部になるのです。それが作られてきたことを誰かが発見する瞬間もすべて消えます。あなたが人造人間ということも」

ハーバーの女性
「死ななければならなかった？私が入れ替わる女性は？横たわる彼女はとても平和そうなのに…」

DiMA
「言わないで…お願いします。手を汚したのは私です。あなたではありません…」